ストラテジック・コミュニケーション・デザイン

本質に迫る、日々の気づきとインサイト。

マクドナルドを立て直すためのジャストアイデア

 

最近、マクドナルドが不振というニュースをよく見かけます。

その不振の要因について分析しているブログなどもよく見かけます。

それはそうだなと思うこともあるし、それは違うんじゃないかと思うこともあります。

小さいころは僕にとってマックは「ご馳走」でした。ハッピーセットについてくるおもちゃが欲しくて・・・ということではなく、あの店内のハンバーガーのにおいが新鮮で、ハンバーガーならではの「洋食感」が、家の食卓に和食しか並ばなかったあの当時の僕にとって憧れとして映っていたのではないか。そんな気がしないでもありません。

 

そこで、今回はマクドナルド復活のためのアイデアということで

無責任な思いつきアイデアをいくつか展開したいと思います。

 

■「残業で遅くなったら仕事仲間とオフィスでマックにかぶりつく」を文化にする。

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戦略課題を「失った男性サラリーマンたちの再取り込み」と仮定してみます。

マックデリバリーの強化策として、夜中のオフィスで働くサラリーマンに重点的にアプローチ。

会社で仕事が遅くなり、こりゃ徹夜だなという空気がオフィス内に流れ始めたときに「ピザでも頼むか。」というシーンをぼくは少なからず経験してきました。仕事で集中力が切れて味覚もおかしくなっている男性サラリーマンにこそ、ジャンクフードとしてのポジションが威力を発揮するかもしれません。このようなシチュエーションでは健康もくそもありません。仲間と笑いあいながら、ガッツリと食えて新たな集中力を生み出せることこそが重要です。

なので、「もうひとふん張り!オトコの残業パック」なんてメニューはいかがでしょうか。タコスとかもよいですね。中の千切りキャベツが床に落ちるのは必至です。なんとなく単価も高く設定できそうな気もします。キンキンに冷えたビールもつけましょうか。

 

■「美味しくなって新登場!」を繰り返す。

ビールや発泡酒第三のビールの世界では「味」を頻繁にリニューアルしてリローンチを繰り返すという手法をよく行います。これはユーザーに飽きさせない、ブランドしての鮮度を高める、新たなファンを獲得する、流通に向けた配荷を促進するといった狙いがありますが、一言で言うと「トライアルの促進とブランドロイヤルティの強化」になるかと思います。美味しくなって新登場と言われると飲みたくなるのが人の性だからです。そして、飲んでみると美味しくなった感じがしてしまうという人間の心理をついた王道の戦略になります。これはビールの世界だけではない話かと思います。世の中の商品で、いつも変わらない美味しさを感じる料理があるとしたら、それは実は作り方や素材のバランスを変えたり、ブラッシュアップさせたりしていることが多いのです。マクドナルドはこのあたりができているのでしょうか。

かといって、実際は何も変えてないのに、こう謳うのは景表法違反になりますのでNGです。

 

■セブン&アイが買収する。

原材料から調理方法まですべてをドラスティックに変えることができ、オトナから子どもまでみんなが美味しいと感じる商品を提供できるようになるのではないでしょうか。

 

 

 

今日はこのあたりで失礼します。