監督の重要性
現場(選手・プレイヤー)からすると、オーナーや監督が具体的な方針やディレクションを示してくれないと非常に苦しい。
それがないと、どのように努力や準備をすればよいのかがわからないからだ。
それが決まることによってどのような努力、準備をし、どのようなスキルを身につけなければいけないのかが明確になっていく。
フロント、監督、選手が三位一体となったチームは強いとよく言われる。
野球は選手の力が大きい気がする。
野球はポジションによる役割や、そのときの状況に何をするべきかという選択肢が
ある程度限定されるスポーツだし、自己判断でも動ける部分が大きい。
サッカーは監督の力が大きい気がする。
戦術の共通理解やコンビネーションの質が野球よりも非常に問われるスポーツだ。フィールドに立つ11人がばらばらに動いていてはサッカーにならない。それをディレクションし、オーガナイズしていくのが監督の重要な役割になってくる。
下記に、「わかるなそれ」っていう記事から引用させていただきます。
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本来、そうした状況の中で「やる」か「やらない」か、やるとしたら「どんな方向に進むのか」を判断するのは社長と役員の仕事です。英語で役員のことを「director」というように、方向(direction)を決めることは役員の最も重要な仕事です。会社の通常の業務は課長以下でだいたい回ります。データがなくて分析もできないようなときこそ、経営陣が前に出て決断しなければなりません。
ところが、最近の日本企業の経営陣は相当疲弊している。バブル崩壊から四半世紀近く、ほとんどの日本企業がやってきたのはコスト削減と効率化です。つまり、何にも新しいことをやったことがない人たちが経営陣の大部分を占めているんです。
現場が何か新しいことをやりたいと提案すると、「他社の動向は?」「もう少しデータを集めてくれ」「案は3つか4つくらい必要だ」などと言われる。やりたいことが新しければ新しいほど、これらのリクエストに応えることは難しい。結果、判断は先送り、結論は出ません。つまり「石橋をたたくだけで、渡らない」わけ。だったら、たたくなよ。ムダですよ。日の目を見ないプロジェクトの説明資料をそろえるために、現場がどれくらい時間を費やしているかを考えてみて下さい。
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出典: