Consumer Insight, Strategic Communication Design
ブログタイトルをカタカナに変換すると、
コンシューマーインサイト、ストラテジックコミュニケーションデザイン。
生活者を深く洞察し、戦略的なマーケティングコミュニケーション戦略を設計する。
といった意味合いをこめています。
これはフリーの時代の名刺やメールの署名に入れているワードです。
コミュニケーションデザインとかコミュニケーションデザイナーといった
考え方やポジションがここのところひとつのトレンドになっている気がします。
メディアや施策、手法の枠を超えてマーケティングコミュニケーション全体の課題解決のシナリオを設計するというニュアンスでしょうか。
ぼくが大事にしたい、そしてこれから大事にしていきたいのは下記の2点です。
1)コンシューマー = 普通の人 = 広告があることを前提に生きていない人
同業の人たちと打ち合わせをしているときなどに時々違和感を感じることがあります。
普通の人ってそんなに広告が好きかなあって。ぼくはどちらかというと、ないほうがうれしいです(ちょっと面白かったり、メッセージ性が感じらえるモノを除いて)。情報過多によるストレスも大きいと思うのですが、電車に乗っていると、貼ってある広告の数々が洪水や公害に感じることがあります。「コンテンツマーケティング」という考え方がトレンドになってきているのはそのような背景があるんだと思います。
2)コミュニケーションデザインからビジネス・マーケティングデザインへ
もてはやされる(と勝手に感じています)のは「コミュニケーション領域」ですが、「商品」があり「価格」があり「流通」があってこその「コミュニケーション」だと考えています。そして、その上には「事業戦略」があり、さらにその上には「経営戦略」があると思います。コミュニケーション領域ありきではなく、事業、マーケティング視点で考えたいと捉えています。
例えば、ネット・モバイル通販が生活に浸透している中で、それを支える、物流、ロジスティクス、在庫管理といったテーマはここ数年非常に興味があるテーマです。
あるいは、商品開発よりもマーチャンダイジングや商品構成に関心があります。
インサイトという概念は当たり前に使われていますが、その当時は新鮮で、
今も、その役割やコトバの響きが好きで、割と頻繁に使っています。
インサイトって面白いなあというか、自分のアイデンティティーや仕事の柱にしたいなあと強く実感した本が『インサイト』という本です。
コンシューマーインサイトをベースにマーケティングに成功した事例が
わかりやすくまとまっている本です。ハーゲンダッツの事例がわかりやすいです。
昔、この本を買って知人に貸したら見事になくされてしまい^^、再び購入して、今も仕事場のデスクに置いてあります。
ですが、最近、筆者が提唱する“心のホットボタン”がどこにあるのか・・・、
それがなかなか見つからずに困っています。
とりとめのないブログになってしまいましたが
今日はこのあたりで失礼します。