ストラテジック・コミュニケーション・デザイン

本質に迫る、日々の気づきとインサイト。

会社の意思を伝える企業理念

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自社のホームページリニューアルにあたり、

企業理念ページのコピーワークを担当しました。

 

作成したものを上に見せたのですが、

言われてみればそのとおりという指摘を受けました。

 

ふたつのことが大事なのだと思います。

 

① 何をやっている会社なのか(事業ドメイン)についてイメージがわくこと。 

一回目に提出したものはここが不在でした。改めて読み返してみると、

やはり抽象的で、青年の主張的でした。内容よりもうまく体裁を整えることに

ウエイトが置かれるというやってはいけない初歩的なミスを犯していました。

 

会社のホームページを訪れる人の第一の目的は

「この会社は何をやっている会社」なのかを知ることではないかと思います。

何をやっている会社なのかが理解できること。それが必要条件だと思います。

 

② 会社のビジョンや意思が伝わること。

これはとても大事なことだと思います。

企業理念というのはトップの想い。それがぐらついていて、自信がなさげだと

頼りない会社に見えてしまう気がしています。

 

コピー再考にあたっては、自分がよいなと思っていたものを含め、他社に倣えということで、いくつかの主要な企業がスローガンをどんなコトバで表現しているのかということをスタディーしました。

 

電通 ⇒ Good Innovation

博報堂 ⇒ 明日を拓く、生活者発想

サイバーエージェント ⇒ 21世紀を代表する会社を創る

アライドアーキテクツ ⇒ ソーシャルテクノロジーで世界中の人と企業をつなぐ

Apple ⇒ Think different.

ダイハツ ⇒ ワンダフルスモール

タワーレコード ⇒ NO MUSIC , NO LIFE

DoCoMo ⇒ 手のひらに、明日をのせて。

ファミリーマート ⇒ あなたと、コンビに、ファミリーマート

JR東日本 ⇒ その先の日本へ。

 

これらのスローガンが優れていると思うのは、堂々と自信たっぷりに語っていて、強い意志が宿っていて、自社の事業ドメインに根ざしていて、ステークホルダーに提供する価値がイメージできることです。

 

コピーワークについて、今、気になっている本を2冊、ご紹介します。

 

「売り言葉」と「買い言葉」―心を動かすコピーの発想 (NHK出版新書 412)

「売り言葉」と「買い言葉」―心を動かすコピーの発想 (NHK出版新書 412)

 

 

 

「売る」コピー39の型

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