コミュニケーションの必要条件と十分条件
新規事業開発を進めている中で、
今、ファッションをテーマにした新規事業・サービスを模索しているところです。
いろいろと調べていく中でふと思ったことがあります。
失敗しない洋服選びというコラムや記事はたくさんあるのに、それをそのままコンセプトにしたブランドはひとつもない。これは大きな機会損失ではないか。
自分らしくとか、大人っぽくとか、
キレイめ、とか、それらは十分条件であって、必要条件ではないと思う。
おかしくない許容範囲のスタイリング。それが必要条件だと思う。
それをマーケティングコミュニケーションの世界に置き換えてみる。
コミュニケーションの必要条件は「伝わる」ことだと思う。
それを通り越して、いかに「伝える」かからスタートするから、届かないんじゃないか。
世の中の普通の人たちは「なんか面白いことないかな」という気分でいることはあったとしても、「なんか面白い広告ないかな」という意識でいたり、
広告を見たり、聞いたりすることを前提に日常生活を送っているわけではないと
思います。
いかに共感してもらうかという前に、聞く耳をもってもらうことからはじめることが大事なのではないかと思う今日この頃です。