ストラテジック・コミュニケーション・デザイン

本質に迫る、日々の気づきとインサイト。

ニュースアプリとマーチャンダイジング

 

ニュースアプリを電車の中で見ている人をよく見かけます。

スーツを着たサラリーマン、ビジネスマンの方が多い気がします。

 

SmartNews(スマートニュース)| ニュースが快適に読めるスマホアプリ

 

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Gunosy(グノシー)|ニュースが無料で読める!話題の記事や情報まとめ読みスマホアプリ

 

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仕事をしたら“ニュースアプリ”ができた(後編):なぜニュースアプリを使うと「飽きる」のか――原因は“釣りタイトル”(たぶん) (1/5) - Business Media 誠

 

 

ニュースアプリの開発を模索していることもあり、とても興味深い記事テーマでした。釣りタイトルがひとつの原因。つまり、看板倒れというか、興味を惹くタイトルと、コンテンツ(記事)の薄さのギャップが激しいことがひとつの要因ではないかと言う仮説が展開されています。

 

冒頭にあげたグノシースマートニュースはどちらも使っていたのですが、いつの間にか見なくなってしまいました。その原因は何なんだろうと自分なりに考えてみました。思いつくところで3つあるのではないかと。

 

ブラウザへの帰巣本能

これは自分だけかもしれませんが、アプリよりブラウザのほうが安心します。

コンテンツ自体の問題以前にアプリというジャンルがもともと飽きられやすい構造を持っているんじゃないかという気がします。ではなぜ、アプリは飽きられやすいのか?それはそれでひとつのテーマになる気がするのでまた別の機会に・・・ということで。

 

 ②Google、Yahoo検索までの距離

①と関連するかもしれませんが、芋づる式に知識を増やしていきたいというか、ニュースに出てきた知らない用語や気になるワードがすぐに調べられる状況にあって欲しいと考えます。たとえば、画面の上部にグーグルの検索窓がついていたら、ひょっとしたら少し変わってくるのではないかという気がしています。

 

 ③死に筋商品不足

スーパーやコンビニに売っているものは、すべてがそのときの自分の“ニーズ”を満たしていたり、自分に必要なものではありません。すべての商品がキラキラしていて、これ全部欲しい!と思えるような売場は疲れてしまうのではないか。「このニュース、全部読むとなるとしんどいなあ。」と感じてしまうというか。お店に入った瞬間にお腹いっぱいになってしまうというか。

抑えておきたい時事的なニュースと無駄などうしようもないニュース、そして、その中にキラリと光るニュース。そのような構成がよいのではないかという気がしています。

マーチャンダイジングというか商品構成の考え方に即して考えると、見せ筋商品、売れ筋商品、死に筋商品のバランスが取れていることがユーザーにとっての心地よさを生み出すのではないか。すべてのアトラクションがキラキラしていて、意気込んで全部制覇したい!と考えるディズニーランドよりも、雑貨屋さんのようなイメージがよいのかもしれません。

 

 

さて、どんなニュースアプリにしよう。